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(c) 2005 Toshimitsu Kawano 川野俊充

October 31, 2000

IT業界にモラルハザードは起きているか

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20001030/2/

原因筆者の述べるように「需給過多」であるIT業界の過渡的な状況にあることは間違いないが、これはコントロールのしようがない。問題は人材育成がままならないうちに新米を兵隊としてゲンバに送り込まざるを得ないインテグレータが多いことである。本来インテグレータのマネジメントサイドが「そんなんでは客前に出せない」ときっちりと一線を引くべきなのであるが、生きるか死ぬかの競争にさらされているため背に腹を変えられない。

完全な悪循環である。

しかし、発注側も最近はノウハウを身につけてきた。分母が増えているために、目に見えるトラブルの数も多いが、今後はやはり淘汰が進むであろう。例えば英文科出身の新入社員に手順書を渡し「テストをしながら覚えなさい」といきなりゲンバに放り込むようなプレーヤは仕事がこなくなり、消えて無くなるに違いない。

新人に教育を施す体力があるところはきちんと教育し、余裕がないところは無教育の人材を採用しなくなる。事業として成長するためには前者になることが不可欠であるため、インテグレータにとって重要なのはやはり教育を施す体力を身につけることであろう。

大学までの教育機関はというと、日経朝刊の「教育を問う」でも指摘されているように現在崩壊寸前であり、そこに期待はできない。問題の根はかなり深いが、オトナ社会が責任をとるべき課題である。


Posted by toshi at October 31, 2000 01:28 AM | TrackBack
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