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(c) 2005 Toshimitsu Kawano 川野俊充

July 01, 2004

自分の脳の中身を覗いてみる

mybrain

友人が脳の研究をやっているというので,MRIで脳をスキャンしてもらった.

Magnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像法)というのは生体の内部を撮影する技術だ.核磁気共鳴現象(NMR: Nuclear Magnetic Resonance)を利用するため,電離放射線を利用するX線CTのように被爆しないし,分解能が高い.しかも血流の状態が分かる血管造影画像(MRI Angiography)がとれるので閉塞性の脳血管病変も早期に発見できる(とはいっても自分で見ても全く分からないので,もし分かる人いたらぜひ診断してください.クリックすると回転する動画が見られます).

Blood_vessels

MRIは人体の60%以上を構成する水素原子核(byハガレン)の分布を測定したものだ.動作原理はこんな感じ.まず観測対象を強烈な磁場内に配置することでその原子核のスピンの方向を揃える.そこで,ある周波数の電波を照射すると,水素原子核のみが共鳴してエネルギーを吸収する.電波をとめると励起状態が緩和する過程でそのエネルギーが放出されるので,これを観測し,信号の強度と部位を特定するためのフーリエ変換という計算を行い,画像化する.詳しくはこちらでどうぞ.

brain_slice1

それにしても,こんな風に自分の頭のスライスを眺めるのは不思議な気分だ(クリックすると切り口が移動する動画が見られます).何度も見ているうちに,左脳が少し足らなくてちょっと心配になったり,鼻の右の気道がひんまがっているのを見つけて「これがいびきの原因か」などと思わずつぶやいてみたり.他には問題ないかな?

MRI Room

MRIは数テスラもある強烈な磁場を生み出す装置なので,測定室に金属類の持ち込みは一切禁止.明示的に酸素タンク持ち込み禁止と掲示されている理由は,かつてどこかの病院で,呼吸困難の子供を測定する際,うっかり酸素タンクを室内に持ち込んでしまったところ,それが装置に向かって飛んで行き,子供に激突して殺してしまう,という事故があったため.他にも警官が拳銃を腰に付けたまま不用意に測定室内に入って行ったところ,拳銃がホルスターから飛び出して測定器に激突,暴発したなんていう事故も業界では有名らしい.わたしもうっかり腕時計をしたまま室内に入ったら見事に時計が止まってしまった.

MRI Console

被験者の頭を固定する器具に小さな鏡がついていて,測定器の中に入った後もこのMRIのコンソールが見えるようになっている.測定中は全く身動きが取れず,測定器内は暗くて狭いし,電磁石はかなりうるさいし,病気の診断のための測定をする場合だと被験者は特に不安に駆られると思う.測定時間は正味45分くらい.費用はまともに払うと数千ドルらしい.

MRI Server

サーバルームには制御系,測定系のサーバ類が立ち並ぶ.サーバルームはどこに行ってもうるさいし,冷房ががんがん効いているために寒い.ちなみにMRIは測定器としてはかなり高額で,このUCSFに設置されているものでも$5 Millionくらいする.全世界に一万台くらいしか無いらしいが $5MM x 10k = $50Bn の規模と考えればそれなりのマーケットだ.

ところで,無侵襲,無障害で生体内を観察できるなんて,MRIはなんとハードコアな技術だろうと思っていたら,発明者の二人(Paul C. LauterburとSir Peter Mansfield)は昨年のノーベル生理学・医学賞を受賞していた.さすが.


Posted by toshi at 01:04 PM | Comments (1) | TrackBack

February 20, 2004

CodeCon2004

明日から三日間開催されるCodeCon2004に参加してきます.もし「この話聞いて来てほしい」などのリクエストがあったら連絡してください.


Posted by toshi at 12:32 AM | Comments (2) | TrackBack

July 09, 2003

コンテンツ流出時代のビジネスモデルは?

CNET Japanにコラム「コンテンツ流出時代のビジネスモデルは?」を寄稿しました.

読み手が読みたいように情報を読み、書き手がネット上の情報を使いたいように使い回す。情報の電子化もそれらのリンク付けも自動化が進む。ネットの発展はまるで意志を持った有機体の成長のようにすらなってきた。情報の発信者と受信者の区別、つまり「情報の所有領域」が曖昧になってきているP2P的な世界観の中で、どうコンテンツビジネスをすればいいのか。

これは最近個人的に関心を持っているテーマで,もともとは「情報ってどこまで細かくしたら課金できなくなるんだろう」という素朴な疑問に端を発しています.コラムで述べているような,リスクを取っていく姿勢はコンテンツビジネスのプレイヤーにとって不可欠であることはもはや前提であるとしても,いざ現実的な課題であるマイクロ課金,時価性の導入,コンテンツの分散配置・流通などを考え始めると,「値段が付く情報の最小単位は何ビット?」という本質的な疑問に答える必要があることに気が付きます.

さて,「ダイアモンドはどこまで刻んだら炭素になっちゃう」んでしょうか.


Posted by toshi at 04:13 AM | Comments (5) | TrackBack

July 06, 2003

『「なれっじまねじめんと」とかいうやつを、いち早く体現してやるのだ。ワハハ』

「社長がBlogを書け」を引用して頂いた「CIOのためのBlog活用法 」で梅田さんが

Blogを書きたいなんて思いもしない連中に無理やりBlogを書かせる必要なんて全くなく、「特殊カテゴリ」に属するGood Bloggerが「ここにこういうエキスパートが居るよ、こういうリソースがあるよ」(the key people, the key projects, the key resources)という情報をBlogで社内に発信していけばいいわけだ。
と述べているが,確かにこれは現実的な路線の一つだ.

また,John Patrickの

企業が「Blog Central」というサイトを作り、Bloggerを注意深く選考する。選考基準は、部分的にはその知識だが、より「their great ability to communicate, to share, to be well connected and feel rewarded by connecting the dots for others」で選ぶべきだ。
も,社内にBlogでの情報共有を根付かせるのに有効な方法だと思う.

しかし,NY TImesのWilliam O'shea がBlogs in the Workplace で紹介している米国企業でのBlogの社内利用の例はもっと身近で気軽なものだった.もちろん,「社長が書け」なんて大層な雰囲気はどこにもない.

At Community Connect, Mr. Tang's engineers use a service called LiveJournal to post updates about tasks like fixing server computers or configuring software. Hitting the upload button sends the text to a private site, viewable by the authors and their managers, including the date and time of the postings and, often, links to relevant Web pages.

"When I want to know something I check the Web log," Mr. Tang said. "It saves me the trouble of e-mailing people or yelling across the room to get a status update."

というCommunity Connectのタンさんの例ではサーバの修理やソフトの設定などのステータスアップデートを報告する手段として使われいているし,
Mr. Tang has also used blogs to coordinate group projects, like the recent process of interviewing job candidates for a programming position. The various people at the company who spoke to each candidate posted their comments on a password-protected Web log.
タンさんは採用活動での候補者の評価を共有する手段としてとも使っているらしい.

なにかと話題のGoogleでは

Google, the provider of Internet search services, has become a big user of blogs for communication among its employees and managers a result of the company's acquisition of Pyra Labs, the creator of the Blogger Web log service, earlier this year. On one internal blog, called Google Love Notes, the customer service staff posts thank-you notes from users. One is from a woman who nursed her sick dog back to health after researching the illness on Google; the posting includes a photograph of the healed dog frolicking in a stream. Another came from a woman who was able to find a long-lost love through Google and who happily reports that she wound up agreeing to marry the man's brother.

"It's a good pick-me-up," Jason Shellen, a Blogger manager at Google, said of Love Notes.

ユーザからの感謝状を掲示しておく場所としてBlogを使っているらしい."It's a good pick-me-up"とGoogleのBlogger managerが語っているように社員の士気向上に役立っているのは想像に難くない.

また,米国のケータイキャリアの大手Verizonwirelessでは

The telephone and wireless giant Verizon Communications uses a Web log to collect news and intelligence about the industry and competitors. "We used to spend lots of time e-mailing articles around but not keeping track of them," said Sean Byrnes, the lead architect on Verizon's project for Wi-Fi wireless Internet access. His group now consolidates such information in a series of topic-specific blogs.
業界の動向を追いかけるための情報デポとして利用されている.

William O'sheaさんの記事を読んで気が付いたのは,Blogを上手に活用している企業はBlogを電子メールの変わりに使っているという点だ.ベライゾンで「記事を電子メールであれこれやり取りしていたけれど,全然整理をしていなかった」という話はきっと誰もが耳が痛い話だと思う.私もかつてヒューレット・パッカードで働いていたときはカーリー・フィオリーナからの社員向けのメッセージも,お客様からの問い合わせも,仲間内でやりとりしていたの業界動向ニュースも,飲み会の約束もみんな同じメールボックスに届いていて,サブジェクトを見て大切なものをピックアップして見ていく,という使い方になっていた.もちろん,フィルタを設定したりしてそれなりに整理しようとは努力していたが,ディレクトリの数が増えすぎるとすぐに何がなんだか分からなくなってしまう.そのうち社長からのメッセージもどこかに埋もれてしまって,結局見ずじまいになってしまうことが多かった.そんなときにこうしたメッセージがテーマ毎のBlogとして発信されていれば便利だったろうなと思う.更新情報だけメールで通知されるようにしておけばアンテナに引っかかったものが来たときに該当するサイトに訪れれば,その話題について大切な情報の切り口を,前後の話の流れも含めて見ておくことができるからだ.

今更ながらにもう一つ気が付いたのは,Blogの社内利用では「人」がコンテンツの核になるとは限らず,「テーマ」が核となりうるということだ.これは社内利用では多くの人が一つのBlogに投稿することになるからであり,個人利用の場合のように「基本的に投稿者は一人」ということはあまり無いからである.これまで私はコンテンツの核としての個人を意識しすぎていたが,なるほど,多くの人をAuthorにしてしまえばWikiのような使い方ができるわけだ.

いずれにせよ,Blogは単なるツールに過ぎないので目的に応じて使い分ければいい,ということになるのだろうか.社長ががんがんメッセージを出していくのに使ってもいいし,社内のGuruを住まわせる場所にしてもいいし,上で紹介されているように,もっと気軽な情報共有の場として使ってもいいのだろう.

もし,これらを実現するのに一つハードルがあるとすれば,それは社内のITリテラシーだろうか.上の利用例はいずれもIT関連の先端企業での話であり,社内のITリテラシーが高いところばかりと見ていいだろう.大抵の企業では「Blogを使ってみない?」と提案したところで「へ?なにそれ?」となることが関の山だ.これは日本企業に限らず米国の企業だって同じ状況のはずだ.

オヤヂどもをどう教育するか.これは新しいことを始める若者達が常に悩まされる難題であるが,結局はcapsctrldaysで述べられているように

今はみんな始めたばかりだから、プライベートなことをバカバカ書いてるけども、いずれ、いろんな情報を発信して、お互いに参照しあって、壁の向こうが言ってる「なれっじまねじめんと」とかいうやつを、いち早く体現してやるのだ。ワハハ
というのが,可能性を切り開く姿勢なのかも知れないと思う.


Posted by toshi at 11:51 PM | Comments (4) | TrackBack

June 28, 2003

社長がBlogを書け

梅田さんの記事日本企業こそBlogに対して戦略的取り組みを は多くの反響を呼んでトラックバックも打ちまくられた.

社員に、社内Blogツールを与えて、それを使うべくencourageしたらいい。社員に、自分が面白いと思うことについて、しゃべり続けさせたらいい。その結果を刈り取って分類すれば、社員の頭脳をマップすることができる。

というボストングローブ紙のメッセージは「ひざぽんもの」の提案のはずなのだが,みんなの反響を見ると「なんかそれだけだとうまくいかないような気がする」と感じている人が多い.それはなぜか.

ひとつは,Blogは情報を発信するためのツールであって,情報を受信して分析するためのツールではないからだ.発信ツールとしては良くできているから,しゃべり続けるための手段としては申し分ない.社員にツールを与えてテーマを見つけさせ,毎日それについて得た情報と感じたこと,考えたことを書け.沢山書いてコメントとトラックバックを沢山もらったらそれに応じてボーナスをあげよう.経営陣の目にとまるような提案を書いたらコメントを直接して,実際に実施しましょう.まあencourageしようと思えばできなくはない.

しかし,「その結果を刈り取って分類する」ことができないのだ.リアルタイムに変化し,増殖していく分散型のコンテンツ群は分類することがそもそもナンセンス.Blogはテーマではなく,「人」を核に成長するコンテンツだから,分類するとしたらその単位は「人」になってしまい,これでは情報の分析には役立たない.例えば,梅田さんのコラムも人気があるのはテーマが「英語」×「IT」だからではない.梅田さんの生の視点をリアルタイムに見られるから面白いのである.

ボストングローブ紙の提案の問題点のもう一つはその方法が恐らく長続きしない,ということだ.Blogで発信しつづけるためにはコンテンツを生む才能も経験もこだわりも必要だし,何よりも「メッセージを出し続ける」という自己満足で自分をモチベートできるという特殊なカテゴリに属す人でないと無理だ.アワードで暗黙知の形式知への変換を促すナレッジマネジメントシステムが成功したという話は聞いたことがない.『blogでメシは食えないよ』と頭を掻く梅田さんを支えるエネルギーは原稿料なんかではなく,『毎日メッセージを送り続けることで若者達に日本を変える意欲を与えたい』という心意気そのものなのだ.

では,人そのものがテーマになってしまい,長続きさせるのが難しいBlogを会社組織で有効に活用するにはどうすればいいか.会社というテーマがそのまま自分という生き様と一致すべきな人,人に「メッセージを出し続ける」ことが仕事の人が,どの会社にも実は一人いる.そう,社長だ.従業員にBlogを書かせていいとこ取りを狙うのではなく,社長自らが社内や社外に向かってメッセージを出して行くためにBlogを活用すべきではないだろうか.Blogに書くようなことはない?そんなネタ無しの人は社長失格だ.書く時間がない?書くことそのものは誰かにやってもらえばいい.日本の会社の社長達がそんな感じに矢面に立っていろいろと発信し始めたらきっと世の中がひっくり返るだろうし,それに触発されて発言をし始める組織内の人も増えるだろう.社長と同じ土俵でコンテンツネットワークを張ることができるという「場」は巨大な組織であればあるほど皆のモチベーションに刺激を与え続けていくだろうし,これこそ組織運営にBlogを活用する「ならではの方法」だと思う.


Posted by toshi at 03:20 AM | Comments (12) | TrackBack

April 09, 2003

3GとWi-Fiの敵は既存の通信環境

3GWi-Fi、対立構造を読み解くで梅田さんがPermanet, Nearlynet, and Wireless Dataを引いて3GとWi-Fiの対立構造を紹介しているが,私はこの両者は必ずしも対立するものではないと考えている.

えいやと言い切ってしまうと,3Gはケータイ端末をつなぐための技術,無線LANはラップトップPCをつなぐための技術であり,この異なる端末環境は短期的には融合しないからだ.3GはラップトップPCをつなぐには通信コストがまだ高すぎるし,無線LANはケータイをつなぐには消費電力がまだ大きすぎる.確かに,マイクロプロジェクターで机にでかいスクリーンを投射し,フォースフィードバックがあるCanestaキーボードが搭載された,すこぶるパワフルで信じられないほど長持ちする,ポケットに入るようなケータイ端末が実用化されれば,複数の無線通信規格が端末あたりのエアタイムの争奪を始める構造も生まれうるが,これは現実感を持って語るには少し遠すぎる将来の話だ.

対立構造があるとすれば,3Gと既存の2.5G,そしてWi-FiとxDSLをはじめとする既存のブロードバンドネットワークサービスの間である.私は今3Gにも加入していないし(そもそも今住んでいるバークレーは田舎でケータイの電波が届きにくいのだけど),無線LANサービスにも加入していない(自宅でラスト数フィートをつなげるのに802.11gを使っているけれど).のどが渇いても我慢できるがパケットが届かないと我慢ができないほどの「繋がり症候群」の私でも2.5GとADSLで生活に困っていないため,安くなるなどのインセンティブでも無い限り,これらをそれぞれ3GやWi-Fiに乗り換える必要がない.

確かに802.16や802.20(*1)が超低消費電力のチップに実装されれば無線LANと3Gが争う局面が出てくる可能性はある.しかしその場合でも既存のインフラからのアップグレードを強要し,一方のみの選択を余儀なくされるような「ものすごいケータイ端末」でも登場してこない限り,やはり両者は共存していくことになるだろう.

個人的には3Gは使いたいし(*2),無線LANのホットスポットサービスももっと普及して欲しいと願っている(*3).どちらも便利なサービスであることは間違いないからだ.しかし,ここで指摘したいのは,両者が争うべき対象は既に普及した既存の通信環境であって,これから普及していく新しい通信規格ではないということだ.

(*1) ところで,802.16は802.11と802.20の速くてポータブルといういいとこ取りをした規格だが,その先割れスプーン的な仕様の中途半端さは支配力の確保が必要なキャリアには受け入れられにくいだろうと私も思う.

(*2) 実はMoblogしたくて仕方がないのだが,Hiptopは画質が悪すぎるし,米国の3Gサービスで使えるカメラ付きの端末はまだ普及していない.

(*3) ちなみにホットスポットサービスは無線インターネットサービスと思われているが,本質的には既存の有線インターネットサービスと同じだ.単にラスト数フィートを無線でつないでいるだけで,スターバックスのテーブルにRJ-45ジャックを敷き詰めてもビジネスモデルは変わらないからだ.要は普通のISPで単に「接続元が固定された公共の場」になっているというだけの話.


Posted by toshi at 10:18 PM | Comments (1) | TrackBack

April 08, 2003

バグダットのライブカメラ

渡辺千賀さんが

インターネットにアクセスできて、しかも英語を厭わなければ、莫大な情報を入手することができる。リアルタイムで戦争を両側の立場から見ることまでできてしまう時代になった。
と述べているように,インターネットによって身の回りの情報は溢れ,生のソースに直接個人がアクセスできるようになると,いよいよ個人の情報を解釈する能力が試されるようになる.自分にとっての真実は何かを決めるのは自分.それは決して楽なポジションではないが,それはネットによって得られる自由に伴う責任だと思う.

バグダットのライブカメラ関連へのリンク
Macでそれらを同時視聴するためのHTMLファイル

煙の上がる現場から生中継されてくる,何を言っているかさっぱりわからない泣き声混じりのアラビア語のレポートと,スタジオでスーツを着たCNNのアンカーマンのコメントを並べて再生してみると,まるで「さあ,おまえはどう咀嚼する?」という質問を突きつけられているようだ.


Posted by toshi at 01:19 AM | Comments (0) | TrackBack

April 03, 2003

Google News Search から RSS を生成する Perl スクリプト

トップページ右の「Google News Search: RFID はなに?」という問い合わせがあったので簡単に.これは私が今関心のあるキーワード,RFIDをGoogle News Searchで検索した結果の一覧で,RFID関連のニュースリストになっている.検索キーワードは気分によって変えたり,追加したりする予定だ.

RSSへの変換に使っているPerl スクリプトはここに置いてある.友人のいわくんがPHPのこれをPerlに移植してくれたものにちょっと手を加えたものだ.Movable Typeで使う場合はMT-RSS feedを入れるといいだろう.


Posted by toshi at 02:43 PM | Comments (6) | TrackBack

April 02, 2003

情報が意識を持ってつながっていく現象: blog

梅田望夫さんのblogがCNETで再開した.多くのtrack backで指摘されているとおり,商業サイトとしてMovable Typeの採用は今後のニュースサイトのあり方を示す画期的な試みだと思う.梅田さんによると仕掛け人のCNET山岸さんはなんと25歳.今後の展開が楽しみだ.

BLOG現象ゆえに、今まで簡単には見えなかったものがどんどん見えるようになったという側面と、意味のあるコンテンツ自身が現実に激増・増殖しているという側面の両方がある。

と梅田さんが指摘するように,blogの本質は,様々な情報と主張が有機的につながっていき,あるテーマについての情報空間が生き物のように形成されていくその姿にあると私は思う.様々なネット上の情報のあり方(ウェブページ,メール,掲示板,日記システムなど)を数珠繋ぎにする作業をある程度自動化するプロトコルを定義したという点こそが,様々なblogシステムの功績だ.今はまだ敷居の高い仕組みだが(このMTも正しく動作させるのはなかなかどうして骨が折れる),今後はインターネット端末の標準的なアプリケーションのひとつになってくるだろう.異なるblogシステムの互換性はまだこれからといったところだが,これにRFCなどによる標準化の動きが出てくると面白くなってくるはずだ.


Posted by toshi at 09:49 AM | Comments (3) | TrackBack

March 20, 2002

青年たちよ,大志を抱け

http://it.nikkei.co.jp/it/njh/njh.cfm?i=20020318s2000s2

日経ネット時評にコラムを掲載しました.日本人を応援する曽我さんのメッセージが多くの人に届くことを期待しています.


Posted by toshi at 02:51 AM | Comments (0) | TrackBack

January 01, 2002

そして新たな一年が始まる

「昨年は激動の年だった」と昨年も書いているが,昨年こそ個人的にも一般的にも激動だったと思う.日本のマスコミでは「経済の閉塞感」がキーワードになっているようだが,渋谷界隈を歩いていると,お洒落な若者たち,町の電飾,人混み,客寄せのかけ声などから感じるその町の活気と「閉塞感」の微妙なずれに違和感を覚える.ラテン系の開き直りとも少し違うその「ずれ」は何を意味するのだろう.日本人の潜在的な活力の現れなのか,それとも感覚の鈍さの現れなのか.

昨年は様々な方々にお世話になりました.
本年もよろしくお願申し上げます.
どうか皆様にとっても良い一年でありますように.


Posted by toshi at 01:17 AM | Comments (0) | TrackBack

December 14, 2001

社会問題に技術で取り組む米国西海岸の教育研究機関

http://it.nikkei.co.jp/it/njh/njh.cfm?i=20011211s2002s2

バークレーに来て一番刺激を受けた感覚,「技術×ソシアルアントレブラナーシップ」について書いてみました.


Posted by toshi at 05:45 AM | Comments (1) | TrackBack

April 19, 2001

米映画業界の銃口がGnutellaに

http://www.zdnet.co.jp/news/0104/18/e_gnutella.html?1304011710

これは「姿勢を示す」というのが彼らの意図なのだろう。

本来彼らがやらなくてはならないことは

・なにが違反でなにが違反でないのかを明確にすること

であり、彼らが必要としていることは

・それを管理できる方法

のはずである。しかし、

『全米レコード協会(RIAA)は3月に,Gnutellaは使い方が難しい上,ネットワークの信頼性も高くないため,取り締まりを行ほど大きな脅威ではないとの見方を示している。』

なんて言われると彼らも前者を定義しきれていないことは想像に難くなく、HTTPより上のレイヤーでパケットフィルタリングを各ISPが行うのも現実的ではないため、後者も抜本的な方法が無い、というのが結論になってしまう。

最終的には互いに牽制しあって「道徳」とか「モラル」という曖昧な概念で着地点を探す、というのが現実的な動きになるのであろう。

教育によって「モラル」を育て、法律によって「抑止」を行うと。なんだかそれはそれで現実世界と同じでいいのかもしれない。

実際には立法、司法、行政に相当する機関が私たちの「この世界」には存在しなく、誰もそんな大それたものを運営するリスクや責任を取るつもりがない、という状況が構造的にできあがってしまっていることが実は課題なのだと思う。

RIAAやMPAAが単に警告メール(実は文面を読んでみたい)をばらまくだけではなく、
「セキュリティ技術開発企業への投資」とか
「子供へのインターネット教育を支援するNPOへの寄付」なども
行ってくれるのであれば、応援したくなるのだが。

映画も音楽も業界としては売るほどカネ持っているわけだから、それくらい期待したって罰は当たらないはずだ。

物事を動かすことができるサイドの人たちには「ガキくさい」行為で慌てる姿をさらして欲しくない。オトナでしょ。


Posted by toshi at 04:24 AM | Comments (0) | TrackBack

April 06, 2001

MIT、Web上で講義資料を無償公開

http://japan.internet.com/busnews/20010405/10.html

これを究極の「知」のオープンソース化と言わずしてなんというのだろうか。今後もこうしてrawな情報は誰にでも手に入るようになってくるだろう。重要なのはそれを解釈する力を養うことだ。


Posted by toshi at 01:27 AM | Comments (0) | TrackBack

December 02, 2000

電話番号がURLをしのぐ日が来る?

http://www.zdnet.co.jp/news/0011/29/e_url.html?1e0b001610

答えは NO である。

 URLに番号のエイリアスを与えるビジネスは他にもいろいろとあるが、個人的にはどれもナンセンスだと思っている。もともとネット上で通信相手を特定するための番号は IP アドレスとして既に割り振られているのだから。

 仮に www.yahoo.com というURLが使いにくいのなら、代わりにIP アドレス 204.71.200.75 を使えばいい。しかし、もともとはこの IP アドレスが覚えにくい数列であったため、Domain Name System が世界レベルのデータベースとして運用されるようになったのだ。 DNS が無意味な数列と意味のある URL を相互に変換してくれる。

 もともと数列だけであった IP アドレスに URL というエイリアスを割り当てる仕組みが DNS である。これにさらにもう一度番号のエイリアスをかぶせてカネ儲けを企むのであれば、よほど魅力的な value が無いと成功しない。

 その value は何かと問われたなら、電話網とインターネット網の相互乗り入れだと答える。個人や企業などの IP アドレスもしくはそれに代わるエイリアスを端末に入力するとお互いの状況に応じて Web サーバがリクエストに答えたり、電話が鳴ったりするのだ。これは IPv6 とVoIP が世に浸透すれば決して実現不可能な話ではないし、きっと電話ビジネスに携わっているプレーヤであれば誰もがその可能性を検討していることであろう。

 冒頭に紹介した電話番号を URL に変換するサービスは確かに手元の電話番号から直接サイトに飛べるようになる、という点で便利ではある。しかし次世代のネットワークで電話網とインターネット網の統合が進めば IP アドレスが電話番号に取って代わる可能性も高い。そうなるとこのサービスは過渡的な期間のみ利用されるにとどまってしまう。

 ところで、実は IP アドレスと URL は一対一対応ではない。単一の URL へのリクエストを複数の IP アドレスで受け止める負荷分散の仕組みや、複数の URL へのリクエストを単一の IP アドレスで受け止めるヴァーチャルホストの仕組みなどは現在では一般的に使われている。電話の世界でも代表番号などとしてこのエイリアス機能は電話屋のビジネスの一部になっている。

 エイリアスビジネスは既存の技術で実現可能であり、切り込み方によってはかなり面白いことができるはずである。P2Pビジネスにおいても「どのように相手を見つけるか」という大きな課題に対してエイリアスという仕組みは避けてとおれない議論である。

 さて、ケータイP2Pではどうやって人を見つけましょうかね。個人的には、例えば John Doe と入力すると世界中の John Doe が一覧されたりする、なんてことになると怪しい楽しさがあるのだが‥。


Posted by toshi at 12:47 AM | Comments (0) | TrackBack

November 29, 2000

メモリアクセスも、自由な通信もできない JAVA enabled i-mode 端末

http://www.zdnet.co.jp/news/0011/28/java.html

結論から言うと、さすがに手堅く賢明な仕様にしてきた、ということに尽きるだろう。

 近々登場する JAVA enabled i-mode 端末は非常に限定的な仕様で公開されるようだ。まず、JAVA アプリケーションは自分がダウンロードされたサーバとしか通信ができない。端末同士の P2P なんかもってのほかである。次に、JAVA アプリケーションは電話帳などの端末のメモリを参照できない。サードパーティ製の便利な PIM ソフトが登場すること当分は期待できない。

 こうした窮屈でつまらない仕様がなぜ賢明か。理由は二つある。ひとつはセキュリティと安定性である。単独の無線キャリアとして抱える顧客数が世界最大の i-mode サービスは何をやるにしても世界初の試みであり、注目の的である。少しでも隙を見せれば i-mode 端末向けのウィルスをばら撒かれてしまう。電話帳を吸い出してどこかに集めるような悪質なウィルスが出回ったりしようものなら、それこそ惨劇だ。また、 P2P で通信量も通信料も増えればキャリアとしてうれしいことはうれしいが、予測も制御もできないネットワークレイヤーを勝手に作り出されてはそれにインフラが耐えるかどうか判断できない。新端末発売直後にネットワークが落ちまくり、ということになればキャリアとしての面子がつぶれかねない。

 もうひとつの理由はサービスプロバイダとしての主導権を強固に維持するためには Hub & Spoke の「Hub」を押さえる必要があるからだ。世界から注目される i-mode はこれまでサービスを揃えかつ押さえることで勝ちつづけてきた。新しい JAVA ベースのサービスもしっかり支配下に収めていくことが勝者でありつづけるための条件なのである。「Hub」との通信を限定することが即ち支配力の維持に繋がる。

 勝者が勝者でありつづけることに固執すると取れるリスクがいつの間にか減っていく。その取れないリスクを後発のプレーヤが積極的に取っていくことでマーケットが活性化され、競争の結果エンドユーザがハッピーになれば嬉しい。

 次世代ケータイの実用化で世界の先陣を切る日本が世界の手本になれるかどうか。これからがいよいよ面白くなってくる。


Posted by toshi at 09:03 PM | Comments (0) | TrackBack

November 28, 2000

A Star Wars Defense to Hackers

http://www.wired.com/news/technology/0,1282,40297,00.html

DoS (Denial of Service)攻撃とは通常、特定のサイトに立て続けのアクセスを行うウィルスをばら撒き、感染が十分に広まったしかるべき後に同時に起動させるという厄介な攻撃である。攻撃元が広範に分散しているため、Webサーバが80番ポートをインターネットにさらしている限り、理論的に防ぎようが無い。

 University of Washington の doctoral candidate である Stefan Savage 氏が開発したシステムはISPに導入することで悪質なパケットをフィルタリングし、DoS 攻撃防ぐもののようだ。確かにあらゆる ISP がこうしたインテリジェントパケットフィルタリングを行うようになれば、DoS 攻撃を止めることができるかもしれない。

 問題はその防御システムを導入するコストが結局エンドユーザの通信料に跳ね返ってくることだ。システムを導入すべきなのは攻撃される Yahoo.com や Amazon.com ではなく、潜在的な攻撃元となるエンドユーザが契約する ISP だからだ。

 必要なサービスが落ちるのはみんなが困るからそれを防ぐための費用はみんなで分担すべきなどという論理で ISP は投資家を納得させ、エンドユーザは知らないうちにその負担を課せられることになるだろう。

 どんどんインターネットの構造は複雑怪奇なものになり、あちこちでわけのわからないコストが積み上がっていく。Hub & Spoke 型のネットワークは一体どこに落ち着くのだろうか。必ずしも P2P 型のネットワークは万能ではないが、今後の新しいプロトコルは Hub & Spoke 型での教訓を十分に反映させたものである必要がある。

 ウィルスを作る技術に最も熟知しているのはアンチウィルス関連企業である、というのは良く聞く皮肉だ。しかし、戦争を起こしては軍需産業でボロ儲けをしていたかつての怪しい国々と同じことはしないで欲しいと願うばかりである。


Posted by toshi at 02:55 PM | Comments (0) | TrackBack

November 24, 2000

EC関税回避策としてPS2にBasicを追加し発売

http://www.theregister.co.uk/content/1/14534.html

コンピュータとゲーム機の関税が異なるのもかつては特に問題なかったのかもしれないが、メディアミックスが進む現在、そのような区分の仕方が無意味になってきている。ナンセンスにナンセンスで応えるソニーの喧嘩を売るような姿勢の是非はともかく、ナンセンスであるというメッセージをきっちり行動で示してくるところは頼もしく、個人的にも嬉しい。


Posted by toshi at 03:59 PM | Comments (0) | TrackBack

November 23, 2000

ボツリヌス毒素の注入でシワが消える

http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/taiken/f_tai001202.html

『日経ヘル編集部の記者T(35歳、女性)です。
 今回、美肌班でのお仕事で与えられた使命は、「ボツリヌス毒素の額への注入」でありました。ボツリヌス毒素を注射することで筋肉を部分的に麻痺させ、眉間のしわやカラスの足跡などの表情ジワを消すというミラクルな治療法なのです。(中略)この効果は4~6カ月ほど続くとのこと。お値段は5~8万円です。 』
 要は毒素注入によってシワの原因になる筋肉の動きを止めてしまうということらしい。それを「治療法」というかどうかは疑問だが、筋肉麻痺によるシワ防止に月々1-2万円の費用をかけても構わない、という女性の執念には圧倒される。これは人に美しく見られたいから、というよりは自己満足の方が動機なのだろうけれど、自分に執念を燃やすのはいいことには違いない。オトコにはこういう執念というのがなかなか無いため新鮮だった。せめて一日一度くらいは鏡を見てイケてない顔してないな、という確認くらいはしないとね。


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November 16, 2000

バーガーキング ジャパン株式会社マーケティング部ハイパーリンク要請係

http://www.jtnet.ad.jp/WWW/burgerking/law.html

こっちは自由にリンクしてよいのにこっちはダメなんだそうな。「法律に関するお知らせ」というところに申請が必要である旨、記述があるのだが、一体どんな法律に関係するのだろう。

 ハイパーリンクは自由に貼るのが基本です。リンクで飛んできた相手に見せたくないのであればそれはサーバ側で拒絶すればいい。インターネットでサイトを公開する際にコンテンツを守るのは公開側の責任であり、周りに責任を押し付けるのはナンセンス。

 サイトを公開するのには許可なんて必要ないのに、リンクを張るのに許可が必要なのは何かおかしくありませんか?


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November 10, 2000

IT教育における“企業の役割”を忘れていないか?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20001109/1/

先日のモラルハザードの件でも触れたが、IT企業の教育は様々な課題を孕んでいる。個人的にはベンダー資格は製品の知識を入れるだけなのでナンセンスだと思っている。教育によってスキルを上げることを狙うのならやはりケーススタディをやるべきだと思うのだが、それをIT教育の現場で行っているのを聞いたことがない。

 100台のUNIXサーバを一人でバックアップするときに何がボトルネックになるか、という問いに対して「DATテープの皮むきとラベル書き」だと答えられるSEが果たしてどれくらいいるだろうか。

 座学でそれを学ぶことはできないし、各人が経験して初めて理解する、というのでは効率が悪すぎる。実際に業務で起こりうる状況を想定してグループで討論するケーススタディはビジネススクールだけで有効な手法とは限らない。


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October 31, 2000

IT業界にモラルハザードは起きているか

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20001030/2/

原因筆者の述べるように「需給過多」であるIT業界の過渡的な状況にあることは間違いないが、これはコントロールのしようがない。問題は人材育成がままならないうちに新米を兵隊としてゲンバに送り込まざるを得ないインテグレータが多いことである。本来インテグレータのマネジメントサイドが「そんなんでは客前に出せない」ときっちりと一線を引くべきなのであるが、生きるか死ぬかの競争にさらされているため背に腹を変えられない。

完全な悪循環である。

しかし、発注側も最近はノウハウを身につけてきた。分母が増えているために、目に見えるトラブルの数も多いが、今後はやはり淘汰が進むであろう。例えば英文科出身の新入社員に手順書を渡し「テストをしながら覚えなさい」といきなりゲンバに放り込むようなプレーヤは仕事がこなくなり、消えて無くなるに違いない。

新人に教育を施す体力があるところはきちんと教育し、余裕がないところは無教育の人材を採用しなくなる。事業として成長するためには前者になることが不可欠であるため、インテグレータにとって重要なのはやはり教育を施す体力を身につけることであろう。

大学までの教育機関はというと、日経朝刊の「教育を問う」でも指摘されているように現在崩壊寸前であり、そこに期待はできない。問題の根はかなり深いが、オトナ社会が責任をとるべき課題である。


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October 30, 2000

KDDI,IMT-2000のパケット料金を現行の100分の1に、コンテンツ配信を促進

http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NNM/SUBJECT/20001027/1/

パケット通信網の速度が14.4kbpsから384k~2Mbpsへと上がり、使用料は現行の0.1~0.3円/packetの1/100になるという。つまり単位時間あたりのコストは現行の0.27~1.4倍になるということだ。なるほど、これならエンドユーザには価格の上昇よりもサービスの向上の方が大きいと感じられるだろう。KDDIにとっての課題はシンプル。技術的な実現性と、投資回収の見込みである。


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September 05, 2000

Two faces and Big Lies

http://lwn.net/2000/0803/a/big-lies.php3
そうなんですよ。DVDの暗号であるCSSとか、リージョンコードてのは結果的に守っているのはコンテンツではなくて、DVDドライブのマーケットなんですね。コンテンツを守る唯一の方法は複製するのに必要な費用よりも安くコンシューマに提供することのはずです。防御するのにコストをかけず、提供コストを下げることをなぜ考えないのでしょうね。コンテンツの価格も画一的にしてしまうのではなく「時価」にすればいいのに。情報とお金が流通するインフラが整ってくれば変わってくるのかな。


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July 19, 2000

新しいトップレベルドメインが発行される見通し

http://www.hotwired.co.jp/news/news/20000718101.html
ようやくトップレベルドメインが追加されることになりましたね。これで醜い「.com」ドメインの争奪戦や、それにまつわる意味のない訴訟に対する解決の方向性が見えてきました。ICANNの投票は大事。衆院選挙なんかよりずっと投票しがいがあるから、ぜひみんなで投票しよう。


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June 06, 2000

Gnutellaが検索エンジンへ

http://japan.cnet.com/News/2000/Item/000601-7.html
Gnutellaの意義は現在のインターネットのポータル至上主義をひっくり返す(でもしごく単純な)発想に基づいているところにある。ユーザアカウント収集競争はいい加減やめて、資本を持つプレーヤはユーザ主体のコミュニティをいかに育てるかもホンキで考えなくてはならない。理想はやはり管理されたポータルと、混沌としているがダイナミックなコミュニティのバランスがとれることだろう。個人的には後者の世界をうろうろするのが好きなのだが…。


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June 01, 2000

第3世代携帯電話システムの標準化団体 3GPPが「IPv6」の採用を承認

http://press.nokia.com/PM/782371.html
モバイルIPやIPv6、携帯電話各社の買収合戦や世界的なシェア争いなど、着実に地球人総背番号制の足音が近づいてきていると感じているのは私だけではないはずだ。


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May 09, 2000

OSSのモデルは「非営利によるビジネス」というより、「民間によるインフラ形成」だ

http://www.hotwired.co.jp/bitliteracy/interview/990413/index.html
國領氏はいつも発言が気になる先生の一人だ。ネットワーク上の人間関係のあり方、その関係が形成する「場」が付加価値を生み出す構造について語るその切り口には共感することが多い。この対談の中で氏は Open Source Software モデルの成功条件としてインセンティブの維持とモジュール化による分業の二つをあげている。要はこの二つを満たせない対象は OSS として成功するのは難しいということだ。氏はまたビジョンを示せる人「ビジョナリー」の存在が重要だとしている。OSS モデルに不可欠なのはカリスマ的なコーディネータだというわけだ。しかし個人的には「ビジョナリー」よりも「種まき人」が重要だと思っている。前述の二つの成功条件はビジョナリーが与えるモノではなく自然と生まれてくるモノであり、それが生まれやすい土壌に生命力ある種を蒔くことが本質的な成功条件ではないかという気がするのだ。確かに Linus 氏は絶妙な種を蒔き、それを上手に育てることができる「ビジョナリー」であったが、狙ってその種を蒔いた「種まき人」だったわけではない。アンチ体制という共感がインセンティブへつながり、協力者が独自の意志でアメーバが広がるように様々な方向へ開発を進めたために成果がモジュール構造になっていったのだ。実は必要十分条件が逆なのではないか。OSS の次のステップは「種まき人」の出現如何にかかっていると思う。「種まき人」を支える環境も必要だ。Gnutella などはその意味でいい線行っているのではないかな。相変わらずインセンティブはアンチ体制感情ではあるけれど。


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April 19, 2000

Gnutella

http://www.zdnet.co.jp/news/0004/17/gnutella1.html
こういうのこそインターネットらしいvalueだと思っているんだな。C to C を直つなぎする仕組みの一つ、Gnutella。むかしから Hotline とか Napster とかいろいろとあったけれども、この手の仕組みがそろそろ日の目を見つつあると言ってもいいだろう。今はまだ違法コピーソフトやポルノ関連で取りざたされているという段階だけど、これに課金システムが乗ってくると話が変わる。Customer とBusiness の境界は曖昧になり、C2C と呼ばれている分野に情報マーケットなるものが出現し、世の中がらりとかわるはずだ。「C2CからP2Pの世界にかわるということですね」、ベンチャーを立ちあげている友人はこの話を聞いてさらりと People to People という新しい言葉を創ってしまった。概念としては非常に primitive で、実は基本に立ち返っているだけなんだけどね。


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February 15, 2000

米控訴裁 Mac 用プレステエミュレタ Connectix VGS 出荷差し止め仮命令を撤回

http://www.connectix.com/company/press_cvgs_feb1000.html
もうすっかり過去の話題になってしまった VGS だが、SCE の訴えは地裁に審理を差し戻されるらしい。Connectix は Win 版もまもなく発売する予定だとか。


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November 18, 1999

COMDEX やってます

http://biztech.nikkeibp.co.jp/biztech/report/comdex/
ラスベガスで COMDEX やっていますね。これまた興味深い発表が目白押し。取り急ぎポインタだけ。


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October 19, 1999

「ケータイの電波でガソリンが爆発する?」

http://ne.nikkeibp.co.jp/device/991018emi-gasstation.html
こういううわさ話はいつもおおげさに取り上げられる.携帯の電磁波で爆発が起こるくらいなら,他の理由でいくらでも爆発してしまうのに.個人的には携帯電話の電磁波が脳に与える影響の方が気になる.一応イヤホンマイクを使うようにはしているものの,人にはいつも変な目で見られてしまう….因みに冒頭の日経エレクトロニクスの記事を読むためにはここで無料の登録をする必要があります.ところで TELECOM99 は本当に盛り上がっている.近々お伝え致します.


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October 14, 1999

いま TELECOM 99 が熱い

http://ne.nikkeibp.co.jp/mobile/
4年に一度行われるため通信業界のオリンピックと呼ばれる TELECOM 99 が現在ジュネーブで開催されている.刻々とメールマガジンで届くニュースを見るとその内容の充実ぶり,盛り上がりぶりに鳥肌が立つ思いだ.なかなか個別のニュースを紹介する時間がとれないでいるため,取り急ぎニュースサイトへのリンクを.Stay tuned!


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October 02, 1999

定額IPサービスいよいよ開始間近

http://www4.nikkeibp.co.jp/NCC/ncctop10/f_ncc984.html
マスコミでも話題になっている定額IPサービスがいよいよ始まる.キャリア,プロバイダ双方の料金を合計すると ISDN 回線の B チャネル( 64k ビット/秒)つなぎっぱなしで月々 13,000 円程度になる見込みだ.個人消費者向けの価格としては高いというのが一般の認識のようである.個人消費者をターゲットとするならそうかもしれない.
 現在自分の環境はダイアルアップ接続に月々 3,000 円,電話料金はタイムプラス,テレホーダイを組み合わせて使い,一般通話も含めて月々 9,000 円程度.このホームページを置かせてもらっているホスティングサービスは月々 583 円.合計するとだいたい同じくらいの金額だ.しかし,速度は MP128k/bit なので倍速だ.確かに個人的には乗り換える気にはならない.
 だからといってこの新サービスの付加価値が低いかというとそうではない.常にインターネットに接続された自由にさわれるサーバが必要でトラフィックがそれほど多くない SOHO 環境などにとっては魅力があるはずだ.要は現在の OCN ユーザだ.
 定額IPサービスについてはどうも値段ばかりに目が奪われがちだが,本質的に重要なのはパフォーマンスである.常時接続はいいが,時間帯や地域によっては全然データが流れないという現象が起る,なんてことでは元も子もない.
 こうした問題にいつ誰がどのように対処しているかをきちんと提示してもらえれば消費者も価格の正当性を判断できるのだが,一般的にはそういった情報は開示されない.やはり信じて試してみるしかないのだろうか.一般消費者とはなんと無力な存在なことか.


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October 01, 1999

NTT DoCoMo Mobile Media Distribution Service 発表

http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/gen/83406
99.9.23 にお伝えしたメモリースティックウォークマンだが,やっぱりこういうことだったようだ.現在のところメモリースティックを装着できる PHS を採用する予定らしいが,両者はやがて一体化することだろう.最近こっちの業界にものすごく近い仕事をしているため,下手に記事が書けないので困っている.どうせ時間が無くて書けないのだけど.CGI のアップデートや書きかけのコラムをぼちぼちと完成させる方がいいのかな.どこかで時間を売っていないかしら.


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September 23, 1999

ソニー、メモリースティックウォークマン発表

http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/199909/99-0922B/
どんなに忙しともこれにはやはり触れずにはいられない.以前ソニーの mp3 プレーヤとしてここでも少し触れた例のものだ.特殊なコーティングが怪しげな光沢を見せる本体前面には、漢字表示可能な3行フルドット液晶を備えるほか、側面にはお家芸のジョグレバーを搭載し操作ができる。 本体内蔵のリチウムイオンバッテリで約4時間の連続使用可能。本体サイズは、37×19.2×96.3mm(幅×奥行き×高さ)、重さ約69g(内蔵電池、メモリースティック含む)。なんだかこれだけ読むとまるで携帯電話のスペックみたいだが,実際に実物を見てみると,ホントに携帯電話みたいな出で立ちだ.はてさて,これの意味するところはこれ如何に.


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July 14, 1999

Psion Java 対応

http://cnet.sphere.ne.jp/News/1999/Item/990626-1.html
Psion の最新バージョンでは JAVA が動くらしい. Psion が複数の企業と設立した Simbian の EpocOS が JAVA 採用を発表していることから当然の話だが,これで一つの大きな絵が見えてきた.次世代のインターネットスマートフォンは世界規格でプロトコルは WAP,OS は EpocOS,アプリケーションは JAVA ベースである.それぞれのフォーラムの構成企業名や新企業の投資元の一覧を眺めているとそんな構図が浮かび上がる.もちろん例の Microsoft も CE やら UPnP やらでちゃんと得意の「待った」をかけてきている.HP(とほほ)のように JAVA クローン環境を開発し,Microsoft にそのライセンシングを行っているところもある.またもやこの分野もブラウザ市場のように分裂してしまう可能性があるわけだ.この予想が正しいなら近々「CE マシン,無線通信システム搭載型モデル発売」「CE マシン,JAVA アプリ実行環境搭載型モデル発表」「NTT DoCoMo 携帯電話に CE 搭載予定」なんていうニュースをお届けすることになるだろう.個人的にはオープンな企業連合がこの業界を形成して欲しいのだが,そんなに簡単にはいかないのが世の常だ.


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私がビルゲイツを「好きだ」という5つの理由

http://www.zdnet.co.jp/news/9906/18/berst.html
批評でも分析でもないこうした文章が立派な記事として掲載されてしまうのを見ると氏が最近不利な立場に追いつめられつつあることを改めて実感してしまう.5つの理由そのものにあえて反論するつもりも無いが,不利な立場にある人物を応援する文章としてはあまりに根拠が薄弱ではないか….氏がSteave Jobs をいかにやり込めたかを描いたTVドラマも非常に偏った内容だったらしい.見られなくて良かった.


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July 07, 1999

指紋で個人を認識する装置

http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/pc/75944
生体情報を個人認証に使う装置がいろいろと登場してくるらしい。指紋を認識するパソコン用の装置はオムロンなどから発売される。価格は数万円程度に収束していく見込み。他にも筆跡を認識するWinCE用のソフトやら、MacOS
X で採用されることでも話題になっている Dragon systemsの音声認識技術等、いろいろと目白押しだ。そういえば長野オリンピックでも選手の ID card を廃止して網膜認識装置を導入したというのも記憶に新しい出来事である。
 こうした装置が登場することで期待されているのは,面倒なパスワード管理からの開放、ずさんな管理で弱まっている組織等のセキュリティの根本的な強化の実現などであるが、注意が必要だ。というのも、本質的に重要なのは個人の認証ではなく、個人に属す権利や資格の認証だからだ。
 特定の個人がシステムの特定の領域にアクセスする資格があるかどうか、ある商用サービスを受ける権利があるかどうか、特定の場所に足を踏みいれる権利があるかどうか、オリンピック選手としての資格があるかどうか…。
本来、権利や資格はあくまで個人に付随するだけのものであり、時と場合に応じて自由に受渡しができる状態になければならない。
 自分に属しているのが「個人」という存在だけで、権利や資格はすべて認証サイドに属している時代になるとしたらなんと不安な世の中になるだろうか。ヒトは札束を握り締めて喜びを感じたり、新車のキーを人に見せてはいい気分になったりするいきものなのである。買物をする権利を、新車を運転する権利を「個人」のサイドに引き付けておかないとヒトは困ってしまうのだ。
 その意味でクレジットカードなどは個人と権利の関係をなかなかうまい距離に保ってくれるソリューションになっていると言えるだろう。e-commerce も IC card を利用しているのは正しい選択だ。無くしてしまってもなんとかなるし、必要なときには他人と権利をそれなりにやりとりできる。
 確かに、指紋や網膜などによる生体情報認証も特定の用途では非常に有用なソリューションになるであろう。しかし、運用にはやはり行き届いた配慮と十分な工夫が必要であるのは単なるパスワード方式の認証と時と同じであることを忘れてはならない。ダカタのようにならないように…。
(注:ダカタはユマサーマン主演の映画。生体情報で完全に個人が管理される近未来の世界で「適合者」である他人のDNAを借りて「不適合者」のある男が自分を取り戻す様を描く)


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July 06, 1999

SONY がいよいよ PDA 市場に参入

http://www.zdnet.co.jp/news/9906/30/sony.html
いよいよソニーが PDA 市場に参入して来る意志を表明した。今年は来場者数が減少したと言われる WINDOWS WORLD Expo/Tokyo 99 だが、この発表は興味深い。先日ソニーが無線通信システムを独自に構築するという話をお伝えしたばかりだが、「VAIOが目指すPCとAVと通信の融合において、携帯情報端末(PDA)はやるべき方向にある」との安藤国威ソニーパーソナルITネットワークカンパニープレジデント&COOの言葉は、戦略の駒が次第に所定の位置に配置されつつあることを実感させる。また、今回は mp3 Player についても参入予定であることを匂わせた。著作権の問題が取りざたされていた mp3 だが、この点においても保護技術について Microsoft との提携を発表済みだ。音楽データを無線でネットワーク配信するサービスとその再生端末の発表が近々行われるだろう。この端末はもちろん例のメモリースティック対応になるはずだ。プレステ2、デジカメ、DV カメラ、VAIO、そしてとっておきの携帯端末にポータブルプレーヤ。個人的には消費者としてソニーに一気に絡め取られそうな雰囲気が面白くないのだが、これがソニーの強さなのだろう。
ウォークマン登場 20 周年という区切りを迎えた同社が出す新商品の名はなんだろうか。Danceman? Beatman? Maximan? Speedman? Liveman?

どこぞの会社のように「ウォークマン 2000」 なんていう安直な名前を付けられないのがソニーの大変なところだ。


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June 28, 1999

Windows Game Manager

http://www.zdnet.co.jp/news/9906/28/game.html
ZDNN によると Microsoft はゲーをレーティングしてバイオレンス表現などの度合いに応じてプレイを規制をできる仕組み,Windows Game Manager (仮)を Windows の将来の機能として導入する予定だと語った.親が子供に対して特定のゲームを遊ぶのを規制したりすることが可能になるという.ナンセンスだ.子供達に必要なのは自分たちを守ってくれる OS ではなく,なにから身を守る必要があるかという判断能力となぜ身を守る必要があるのかという理由である.自動的に有害なものを排斥するシステムは確かに親の助けにはなるだろう.しかし,判断能力を養い,理由を理解する手助けには決してならないことは忘れてはならない.それは規制手段の有無に関わらず,誰かが教えなくてはならないものだからだ.むしろ規制によって安心する親が増えることの方が心配だ.電子的なプロテクトなど誰かがすぐにパッチを作ってしまうのだから.


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June 26, 1999

Rio Port が音楽配信戦略を発表

http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/1999/0625/msrio.htm
RioPort はS3が Diamond Multimedia を買収した際に Diamond Multimedia 社から独立した新企業だ.ここは,携帯用 mp3 プレーヤとして有名な Rio の開発と音楽ポータルサイトとして最近立ち上げた RioPort の運営を当面の業務にする.この独立に伴って発売される新しい Rio は標準で 64MB のメモリが搭載され,32MB もしくは 16MB のスマートメディアもオプションで付く.さらには USB 接続した PC/Mac から直接 RioPort.com へアクセスし,コンテンツをダウンロードできる.将来の Rio では Windows Media Audio をサポートして著作権が保護されたコンテンツを扱えるようになり,IBM の超小型 HD (340MB) の搭載も視野に入れているらしい.ハードだけではなく,ソフト面でも標準添付のソフトで CD などからの曲の取り込みや CD データベースの管理などもマルチプラットフォームで対応するなんて至れり尽くせり状態である.
参った.
いっそのこと無線通信モジュール添付とかにして「On demand radio」にしてしまえば面白いのに(というか自分でこういうのを作りたいなぁ).プロトコルは WAP, OS は EpocOS, アプリケーションは JAVA ベースだ(笑).今後数年の間で移動体通信と個人情報管理端末,移動体メディアの劇的な融合が起こるだろう.個人的にはそんなパラダイムシフトが起きるときに業界のどっかに一枚噛んで自分の爪痕を残したいものだ.


Posted by toshi at 07:17 PM | Comments (0) | TrackBack

Connectix Virtual PC for Power Mac Ver 3.0 を発表

http://www.connectix.com/html/virtualpc_3_faq.html
Mac 用の定番 PC Emulator の VPC Ver 3.0 についての FAQ が公開された.主な変更点はエミュレーション速度改,ネットワーク速度改善,Mac,PC での共通 IP 使用,アップルスクリプト対応など,それほど派手なモノではないが,いざというときに役立つソフトなので期待したい.個人的にはLinux, BeOS のサポートをしてもらえると非常に嬉しく,常時起動アプリケーションのひとつになるのだが,その動きは今の所なさそうだ.因みにいままで VPC で Linux を完全に動作させられたことがない.ディスク,ビデオ周りの問題があるため実用には到っていない.BSDなら入るという話は聞いたことがあるが,情報を求めます.


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June 24, 1999

小学館,スーパーニッポニカ Mac 版発売

http://mac.nikkeibp.co.jp/mac/product/9906/shogakukan.shtml
小学館が書籍として刊行している「日本大百科全書」(全26巻)と「国語大辞典」(全1巻)をデジタルデータ化し,マルチメディアデータなどを加えた CD-ROM を発売した.項目点数 38 万.Mac 用の辞書ソフトで収録項目数が10万を越える本格的なものはこれがはじめて.こうした辞書は本当に資産とも言える,貴重なリソースで価格が7万8000円だろうといつか購入してやろう,という気になる.問題なのはせっかくのマルチメディアデータなのに再利用が殆どできないと言うことだ.大概が独自フォーマットで収録されているために添付されている検索エンジン以外からは参照できない.著作権を守るために必要な措置であることは理解できる.しかし,そろそろデータそのものに課金情報を埋め込む方式にするなどして,適正な従量制の課金方式を検討してもいいのではないだろうか.mp3 で騒がれている音楽コンテンツについては M$ と ソニーがこうした仕組みをそろそろ仕掛けてくるようだ.


Posted by toshi at 06:54 PM | Comments (1) | TrackBack

WAPに対応した携帯端末用IMAP4メールブラウズシステム

http://www.orangesoft.co.jp/Press/WAP.html
オレンジソフトは新しいメッセージングプロトコルIMAP4を採用したWAP対応のシステム Wap Gate を開発したと発表した.これが一般の企業やISPなどに導入されれば普段使っているメールをそのまま WAP 対応の携帯電話から読むことが出来るようになる.携帯電話でメールを書くのは難しくても,とりあえず読みたいと思うことは多く,期待したいところだ.このシステムが Java の servlet 技術をベースに開発されているところも注目点だ.動作環境に左右されずに導入することができるという.オレンジソフトは iMode 対応の iMode Gate の開発にも着手しているとのこと.抜け目が無い.


Posted by toshi at 06:20 PM | Comments (0) | TrackBack

June 22, 1999

インターネット広告はバナーから代理店へ

http://www.naturum.co.jp/buddy/
面白いサービスを見つけた.オンラインショッピングの販売代理店を広く募集するというものだ.これまでクリックしたら広告料という形式のバナー広告等はいろいろとあったが,直接販売代理店をやってしまうというのは新しい.ナチュラムが提供するバディシステムはシンプルな仕組み.ナチュラムが提供するオンラインカタログをみて気に入った商品があったら自分のホームページを登録し,そこで紹介すればいい.売りあげの5% がコミッションだ.初期費用も運用費用もかからない.フィッシングやアウトドア関連のページを運営している人はとりあえず試してみるといいかも.ところで,こういう仕組みは目新しいだけに怖いのがサブマリン特許だ.「実はこの仕組みは何年も前に私,先に考えていて特許とっちゃったので,特許料ください」とかいうやつだ.何年か前にアメリカのサブマリン特許に日本企業がこてんぱんにやられて巨額の金をとられているというので,日本企業が改正を強く求めたところサブマリン特許解消法案を可決したとかしないとか.その後どうなったのだろう.情報を求めます.


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アップルMacOS8.6Jの減量版アップデータを公開

http://mac.nikkeibp.co.jp/mac/hotnews/9906/86update2.shtmlアップルは今まで約 90MB もあった OS8.6 へのアップデータを 約48MB に減量したものを公開した.いままではインストーラのフォントファイルを分割できずに変更がなかったフォントデータもそのまま含まれていたために,アップデータが英語版と比較して倍近い大きさになってしまっていた.早く公開してユーザに提供したいという気持ちは分かるが,雑誌付録の CD-ROM にアップデータを収録しないのであれば,待たされてもいいから最初からコンパクトなものを提供して欲しかった.ISDN MP 128Kb/sec でもダウンロードはなかなかどうして骨が折れた.


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ポルノ画像を自動判別

http://www.heartsoft.com/press_releases/1999/pr-6-17-99.html
Heartsoft はインターネット上のポルノ画像を自動的に判別して子供に悪影響を及ぼす度合いでフィルタリングができる技術を開発したと発表した.なんでも今は無き米軍の戦略防衛機構が開発した技術をもとにこのガントレットという名の技術が開発されたらしいが,いまいち信じていない人も多いようだ.一枚の画像における肌色の割合を検出したりしているとのことだが,「詳細は企業秘密」とあまり情報を公開していない.ヌードははじくが, HREF="http://www.girlscout.or.jp/index.html">ガールスカウトの画像ははじかない.そんなフィルタロボットが本当に実現できたとは思えないのだが….米国は政治力がちょっと働くとすぐに「12才未満の子供はこのソフトでレベル D 以上の画像を見ることを禁ずる」なんていう法律を作ってしまったりするおもしろい国なので今後しばらくチェックしてみたい.


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MN128-SOHO SL11 のファームウェアアップデート

http://www.ntt-me.co.jp./mn128/sl11rls.htm
普段使っているダイアルアップルータMN128-SOHO SL11のファームウェアが1.20にアップデートされた.今回のアップデートでメール転送機能の追加や代理応答,通話中の相手の電話帳登録機能の搭載などルータ,アナログ機能ともに強化されたことになるが,すでにかなりの機能が満載でアップデートの速度が使い方を覚える速度を超えている….これを本当に使いこなせるようになったらそれだけでもビジネスになりそうだ.


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June 21, 1999

ソニー無線通信システムを構築

http://www.news.com/News/Item/0%2C4%2C38046%2C00.html?feed.cnetbriefs
CNETによるとソニーは今後三年間で$83.5Mを投資して日本の主要都市100箇所にベースサイトを設置し,家庭などに無線経由のネットワークサービスを提供すると(なぜか米国)発表した.手始めに SOHO 向けのサービスパッケージを用意し提供するとのこと.このパッケージにはインターネット接続やサポートサービスなどが含まれるというが,詳細はまだ不明.NTT のインフラを利用しないネットワークサービスとしてはケーブルテレビに続くものになるのであろうか.あらゆる家電をネットにつなごうとしているらしく,プレステ2もゲーム機と言うよりも,このネットワークの端末として位置づけられるのかもしれない.シャープのインターネット電子レンジがこれに繋がるかどうかは現時点では不明.


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asahi.com ハックされる

http://iij.asahi.com/information/homepage.html
毎日新聞のサイトに続き,朝日新聞のサイトもハックされた.数間の間トップページが「This site hacked by jGgM」という文字に置き換えられたとのこと.次はどこの新聞社がやられるだろうか.こういうとき検索エンジンなどでとりあえずjGgM を検索してみると意外とおもしろい結果が出てきたりする.あとで試してみることにしよう.


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June 20, 1999

M$ と 3Com が AvantGo に $14.7M の投資

http://corp.avantgo.com/news/releases/release.html?date=19990618
Microsoft と 3Com がモバイル機器向けの情報を発信するMobile information authority の AvantGo に $14.7M の投資をすると発表した。同社ではパーソナライズされた情報を携帯端末向けに無料で提供するサービスを AvantGo.com にて立ち上げ、同社のサーバがスケーラビリティと信頼性において既存の Web 技術をしのぐとしている。主な対象 OS はもちろん WinCE および PalmOS である。モバイル市場を二分する二社が共同出資する裏にはいろいろな思惑が見えかくれするが、昨日指摘したように情報携帯端末がメディア端末としての発展を遂げようとしている、いや、そうするしか現在普及した端末を生かしてゆく道がないという両社の認識の現れと見るのが正しいだろう。かつて Apple は eWorld というコミュニティで同様のサービスを構築しようとしたことがあったが失敗に終った。「Apple はいつも時代の先を走りすぎている」という言いかたをする人もいるが、実際は単に政治力も弱く体力も少ないからというのが理由であろう。しかし、このところの同社は元気がいい。iMac が売れに売れて体力は戻ってきた。この 7月 の同社の決算報告を楽しみにしている人も多いことであろう。NY の Mac Expo.で Steave Jobs が隠し持っているという噂の「何か」を披露してくれれば、政治力もあるいは身につけるのでは、と期待している。


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June 19, 1999

3COM無線ネットサービスプロバイダを立ち上げ

http://www.mercurycenter.com/business/top/038518.htm
Palm Pilot の3COM が無線インターネットサービスプロバイダ,オープンスカイを立ち上げる.理由は明快,Palm Pilot のシェアを堅持するためだ.ニュースや株価情報,電子商取引サイトへの入り口となるポータルサイトを提供することで Win CE などの後続との差別化を図ろうというわけだ.オラクルとの提携も見え隠れして,これはなかなかおもしろい展開になりそうだ.日本でも通信機内蔵の PalmVII を投入するとのことだが,コンテンツサービスまで整うにはまだまだ時間がかかるだろう.Palm はその小型のボディが最大の長所でもあり,最大の弱点でもある.小さな画面では自分の情報を管理するのはやはり難しい.この特徴の弱点をなくす方法は「情報管理用端末」から「情報閲覧用メディア」への進化しかないわけで,一連の動きは正しい戦略だとするアナリストの評価もうなずける.しかし,個人的には情報管理用携帯端末が必要不可欠な体になってしまっていて,愛用している Newton Message Pad 2000 には当分お世話になりそうだ.


Posted by toshi at 06:05 PM | Comments (0) | TrackBack

Playstation2は輸出規制対象

http://slashdot.org/articles/99/06/13/2318258.shtml
中国で来年プレステ2を購入することは現時点では無理らしい.というのも U.S. の基準ではプレステ2はスーパーコンピュータと位置づけられていて輸出規制対象となるからだ.定義そのものを変更するという話もあるらしいが,法律はいつもあとから追いかけてくる.ところで,そもそも中国の人はプレステ2を欲しいと思っているのだろうか.中国語版のプレステのソフトなどはあるのだろうか.潜在的なマーケットとしてはおそらく世界最大の地域のはずなのでメーカとしては食いつきたいはずだが.いずれにせよ歩留まりがあがらないとプレステ2も供給不足になってしまう.ソニーさん,東芝さん半導体計測器たくさん買って下さいね.


Posted by toshi at 06:03 PM | Comments (0) | TrackBack

Intel 新 PentiumIII の遅れでシェア低下

http://www.techserver.com/noframes/story/0%2C2294%2C61493-97780-697794-0%2C00.html
0.18μプロセスの PentiumIII 600MHz は歩留まりが悪く9月には発売できなくなりそうだ.AMD の攻勢に対しては毎月 CPU の値下げを行うことで対抗するらしい.昨日も Mobile K6-2 400MHz 対抗のために Mobile Pentium II と Mobile Celeron の値下げを発表した.背に腹代えられぬとはこのことか.


Posted by toshi at 05:59 PM | Comments (0) | TrackBack

Vine Linux 製品版発売

http://www.plathome.co.jp/new/index.html
鞄にいつもほおり込んである無印 VAIO-505 にも入れて最近触っているVine Linux の製品版が昨日発売になった.人気が高く近所の販売店では 即日売りきれなっていたようだ.製品版は Ver1.1 となって商用のフォントやマニュアル,サポートが付く.¥5800という低価格設定で Linux サポートを行うと赤字になるのではないかと心配してしまうのは考えすぎだろうか.


Posted by toshi at 05:55 PM | Comments (0) | TrackBack

新しいMP3プレーヤNOMAD登場

http://www.zdnet.co.jp/news/9906/18/nomad.html
RIO や MPMAN に続いてクリエイティブメディアから NOMAD が発売れる.マグネシウム合金のボディは質感が高く先発機種との差別化を図ろとしていることが伺える.32MB内蔵フラッシュメモリ,32MBスマートメディア標準添付で実売予想価格3万円とはなかなかコストパフォーマンスもいい.ちょっと触手が動きそうなかわいいおもちゃだ.個人的にはIBMのマイクロドライブを搭載した機種が登場するのを期待しているのだが.


Posted by toshi at 05:53 PM | Comments (0) | TrackBack

J2ME,iMode 端末及び PalmOS に搭載

http://java.sun.com/features/1999/06/j2me.html
JavaOneではさまざまな携帯端末に Java 2 Platform Micro Edition を搭載したデモが公開されているようだ.NTT DoCoMo のiMode 端末や PalmOS 上で Java のゲームなどが動いているらしい.NTT DoCoMo と PalmOS といえば提携を発表したばかりだ.こうなると NTT DoCoMo の携帯電話の目指す方向は,PalmOS を搭載した端末上で VM を動かし iMode 用のコンテンツを進化させたさせた JAVA モノを再生する移動体メディア端末,ということになるのだろうか.個人的には WAP が勝ち残ってくれないと困るのだが….


Posted by toshi at 03:50 PM | Comments (0) | TrackBack